
ダマとは、薄力粉やココアパウダーなどの粉類が液体とうまくなじまず、小さな塊のまま残ってしまった状態のことです。カスタードクリームやルウ作りをはじめ、粉と液体を合わせる工程で起こりやすく、仕上がりのなめらかさを損なう原因になります。この記事では、ダマができる仕組みと防ぎ方、現場での対応、よくある質問までをわかりやすく解説します。
ダマとは、粉類が液体になじまず、小さな塊のまま残ってしまった状態のことです。
粉類を液体に加える際、混ぜ方や加え方が不十分だと、粉の粒が周囲だけ水分を含んで固まり、内部が乾いたまま残ってしまうことがあります。この塊が「ダマ」です。薄力粉・片栗粉・ココアパウダー・抹茶・きな粉など、微細な粉末を扱う工程全般で起こり得ます。ダマが残ったまま加熱すると、生地やソースの舌ざわりが粗くなり、なめらかな仕上がりを損ないます。
粉に液体を一気に加えると、粉の表面だけが先に水分を吸ってでんぷんの糊化が進み、外側に膜ができます。この膜が内部への水分の浸透を妨げ、乾いた粉を閉じ込めたまま塊になってしまうのが、ダマができる基本的な仕組みです。粉と液体の温度差が大きい場合や、混ぜる回数・時間が足りない場合ほど発生しやすくなります。
ダマを防ぐ方法は、混ぜ方だけではありません。まず、粉をふるってから使うことが基本です。ふるうことで粉の粒がほぐれ、液体になじみやすくなります。次に、液体は粉に対して少量ずつ加え、粉と液体の温度差を小さくしておくことも有効です。冷たい牛乳を熱いルウに一度に加えるような、急激な温度差は特にダマの原因になりやすいとされています。
道具を使い分けるのも防止策のひとつです。粉をあらかじめ万能こし器で漉しておく、粉と油脂(バター等)を先になじませてから液体を加える、といった下ごしらえもダマを防ぐのに役立ちます。さらに、片栗粉やコーンスターチのように粒子が細かくダマになりやすい粉は、使う直前に少量の水や牛乳で溶いてから加えると失敗しにくくなります。
ダマは、カスタードクリームやベシャメルソース(ルウ)、わらび餅、ホットケーキ生地など、粉類と液体を合わせる工程全般で起こりやすいとされています。特にルウ作りでは、溶かしたバターに小麦粉を加えたあと、冷たい牛乳を一度に加えるとダマになりやすいため、少量ずつ加えてそのつどよく混ぜることが基本とされています。
万一ダマができてしまった場合、裏ごし以外にもなめらかに戻す方法があります。ハンドブレンダーで撹拌する、目の細かい万能こし器に通す、火からいったん外して泡立て器でよくすり混ぜてから弱火で再加熱する、といった対処が挙げられます。ダマが残ったまま使うと、口当たりが粗くなり仕上がりの品質を損なうため、カスタードクリームや炊き上げるソース類ではなめらかにしてから使うのが基本とされています。加熱前であれば、泡立て器でよく混ぜて粉気が残っていないか確認してから火にかけるのが見極めのコツです。
直せる場合があります。ハンドブレンダーで撹拌する、目の細かい万能こし器に通す、いったん火から外して泡立て器でよく混ぜてから再加熱する、といった方法でなめらかに戻せることが多いです。
なめらかな仕上がりを重視する菓子では、避けるのが基本です。ダマが残ったまま使うと口当たりが粗くなり、加熱が進むほど取り除きにくくなるため、カスタードクリームやソース類では加熱前後になめらかにしてから使うことが推奨されます。
粉をふるっておくこと、液体を少量ずつ加えて温度差を小さくすること、粉と油脂を先になじませておくことが基本です。片栗粉など粒子の細かい粉は、あらかじめ水や牛乳で溶いてから加えると失敗しにくくなります。

執筆者 森岡千明|株式会社スナックミー パティシエ・商品開発
大阪のデザート専門店や東京の三ツ星レストラン、ケーキ店などでパティシエとして経験を積んだのち、株式会社スナックミーへ入社。商品開発職を経て、現在はカスタマーサポートを担当。商品開発で培った経験をもとに、お客さま一人ひとりの声にていねいに向き合いながら、福利厚生向け置き菓子の魅力や「おやつ時間」の楽しみ方を伝えるコンテンツ制作にも携わる。好きなおやつは『さつまいもチップス』と『サクほろ 濃厚ココアクッキー』。
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