長方形のチョコレートクッキーが並んでいる天板

シルパンとは?用途と使い方をわかりやすく解説 

シルパンとは、グラスファイバーにシリコンをコーティングした、網目状の穴があいたベーキングマットです。フランスのメゾン・ドゥマール社が開発した製品で、穴のない「シルパット」と対になる存在として知られています。この記事では、シルパンの意味と特徴、シルパットとの違いや向いている生地、サイズ・価格の目安、お手入れ方法までをわかりやすく解説します。

シルパンとは

シルパンとは、グラスファイバーにシリコンをコーティングした、網目状の穴があいたベーキングマットです。
シルパン【仏:Silpain】は、フランスのメゾン・ドゥマール社が開発したベーキングマットで、グラスファイバーの生地にシリコンをコーティングして作られています。天板やオーブンの網に直接敷いて生地をのせ、そのまま焼成できる器具で、洗って繰り返し使える点も特徴です。同社は穴のない「シルパット」も展開しており、両者は素材こそ同じでも構造と用途が異なります。

シルパンの使い方と選び方

網目構造の効果

シルパンの網目状の穴は、焼成中に生地から出る余分な水分や油分を逃がすはたらきをします。底面が蒸れずに均一な焼き色がつくため、クロワッサンなどの折り込み生地はパリッとした食感に仕上がり、タルト生地はピケ(生地に穴をあける下ごしらえ)をしなくても浮きにくくなります。

向いている生地・向いていない生地

クロワッサンやデニッシュなどの折り込み生地(ヴィエノワズリー)、タルト生地、食パンやバゲットなどのパン生地、クッキー生地はシルパンに向いています。一方、マカロンやダックワーズのように流動性が高くやわらかい生地は、網目の穴から生地が漏れてしまうため不向きです。こうした柔らかい生地には、穴のないシルパットを使うのが基本です。

サイズと価格の目安

家庭用としては270×270mm程度の小さいサイズが中心で、価格は1,000円前後のものが多く販売されています。業務用では300×400mmや400×600mm相当の天板サイズに合わせた大判タイプもあり、サイズが大きくなるほど価格も上がる傾向にあります。天板の寸法に合わないときはハサミでカットして使うこともできます。

シルパンを使う場面

シルパンは、パン屋やパティスリーの厨房で、クロワッサンやデニッシュなどの折り込み生地、タルト台、パン生地の焼成に使われています。天板に直接敷いて生地をのせ、そのままオーブンで焼くのが基本の使い方です。お手入れは、使用後に食器用洗剤とやわらかいスポンジで洗い、丸めずに平らな状態でよく乾かしてから保管します。折り目やひび割れを防ぐため、丸めて収納したり強く折り曲げたりしないようにします。

シルパンに関するよくある質問

シルパンとシルパットはどちらを選べばいいですか?

クロワッサンやタルト生地など、余分な水分・油分を逃してサクサクに焼き上げたいときはシルパンを選びます。マカロンやダックワーズのようにやわらかく流動性のある生地は、穴からの漏れを防ぐためシルパットを使うのが基本です。

シルパンはどんなお菓子・パンに向いていますか?

クロワッサンやデニッシュなどの折り込み生地、タルト生地、パン生地の焼成に向いています。網目から余分な水分や油分が抜けるため、底面がべたつかずサクサクとした食感に仕上がります。

シルパンはハサミでカットして使えますか?

天板のサイズに合わないときはカットして使うこともできます。ただし切り口から生地がはみ出しやすくなるため、使う型や生地の大きさに合わせて慎重に調整することが大切です。

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